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子どものための音環境づくりを考える

こんにちは、加藤です。
先日、一般社団法人 こどものための音環境デザイン さん主催の「子どものための音環境づくり プロジェクト《園見学ツアー & 交流会》」 に参加させていただきました。

実際に音環境の改善に努めている児童福祉施設を見学させていただいたり、座学や実際の音改善を施した支援室等をみたり、体感させていただいたり丸1日がっつり学ばせていただきました。

音環境については昔、建築学会で出された、いわゆる赤本(建築物の遮音性能基準と設計指針)が私のバイブルで、それ以降なかなか他の書籍が出てこなかった?のですっかりご無沙汰でした。が、最近今回のイベントでもご紹介のあった建築学会から2020年に出された「学校施設の音環境保全規準・設計指針」の存在を教えていただき早速購入。

主には学校施設の音環境についての指針ですが、”特に音響的配慮を要する子どもたちのための設計”ということで障がい児童さんについての記載もあり室の平均吸音率の指針値など大変参考になりました。

私にとってのバイブル本です。「建築物の遮音性能基準と設計指針」。音環境のオーソライズされた書籍が少ないこともあり何十年も前の本を愛用しています。

<私にとっての音環境のバイブル・赤本>

今回このイベントに参加したのは、以前設計させていただいた障がい者福祉施設の代表さんが聴覚過敏の利用者さんのために何とかしたいということがきっかけです。私自身、いままで放デイなど児童さん対象の障がい者福祉施設を設計する際、特段、音環境に特別な配慮をすることはしてこなかったので、この施設も同様、音についての対策は特にとってはいませんでした。

九州で行われた児童福祉施設へのアンケートでも音環境への配慮をしている施設が全体の十数%程度というデータもあるそうで、業界的にも今まであまり関心がもたれてこなかった分野なのかも知れません。

今回のイベントでも近いお話がありましたが、児童さんは自分の意思を上手く伝えられない、障がい児童さんは尚の更この傾向がつよい。福祉施設において建築士が如何に気づけるか、が非常に重要だと改めて考える機会になりました。
特に、障がいのある児童さんが利用する建物については、できる限りさまざまな利用者さんを想定し、受け入れられるように準備する必要性を強く感じました。

今回は音環境でしたが、設計者として学びの多いセミナーでした。

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