リノベーションの流れ

― ご相談から完成まで


リノベーションは、建物のいまの状態がわからないと工事費を算出できません。例えば「家を暖かくしたい」と希望したとき、家の状態によってはやり方が変わることがあるのがリノベの特徴でもあります。

新築の場合は、ご契約まで基本的に費用をいただかずに進めています。ただリノベーションは少し勝手が違います。壁の中や床下がどうなっているかは、開けてみるまで分かりません。状態を把握しないまま計画を立てると、工事が始まってから予定していたことができないと分かり、計画も費用も大きく変わることになりかねません。

そのため当事務所では、どこまでを無料でお受けし、どこから費用をいただくのかを、あらかじめはっきりお伝えしています。このページでは、はじめのご相談から工事の完成までの進め方をご説明しています。

ご相談から
完成までの流れ

費用が発生するところは事前にお伝えし、お見積書にて金額をご確認・ご承認いただいてからすすめていきます。後から知らない金額が請求されることはありません。

どんな暮らし方をしたいか、ご予算、いまのお住まいで困っていることを伺います。

STEP
1

外観と室内を目視で確認し、点検口から床下・小屋裏を見ます。既存図面や確認済証(確認通知書)もあわせて拝見します。

STEP
2

ここまででわかる範囲をもとに、工事費のおおよその幅をお伝えします。ご希望するリノベがおおよそいくらくらいか分かります。(一次調査だけで判断できるリフォームの場合は、この段階でお見積書をお出ししますので、内容と金額がよろしければSTEP6ご契約・着工となります)

STEP
3

インスペクション(建物状況調査)+床下・小屋裏進入調査にくわえ耐震診断・断熱診断を行います。結果は調査報告書としてお渡しします。
※ご希望するリノベの内容によっては、気になるところだけの調査も可能です。

STEP
4

調査報告書をもとに、リノベーションの計画とお見積りをお出しします。ここに追加の費用はいただきません。

STEP
5

設計と工事のご契約をいただき、着工します。補助金をお使いになる場合は、申請の時期に合わせて工程を組みます。

STEP
6

お引渡し後のお手入れやメンテナンスも、引き続きご相談ください。

STEP
7

無料の範囲

ご相談(STEP1)から概算レンジのご提示(STEP3)まで費用をいただきません。外観・室内の目視確認、点検口から確認できる範囲の床下・小屋裏の確認、既存図面や確認済証の確認、そして工事費のおおよその幅のご提示までが、この範囲に入ります。建物調査のあとに行うリノベーションの計画とお見積りにも、費用はいただきません。

「お見積りは無料ですか」とよくお尋ねいただきます。お見積りそのものに費用はいただきません。ただし根拠のある金額をお出しするには建物の現況を調べる必要があり、そのために建物調査費(165,000円(税込))をいただいております

一次調査(無料)建物調査
(165,000円・税込)
調べ方・外観・室内の目視、点検口から見える範囲の確認・測定器材を使った計測
・床下・小屋裏に進入して確認
耐震耐震診断
(一般診断法など)
断熱断熱診断
(サーモカメラなど)
書類既存図面などの確認同左
お渡しするもの口頭での所見と概算レンジ調査報告書
この先にできることおおよその予算感の判断リノベ計画と根拠のあるお見積り

建物調査

リノベ計画及び見積をするには、床下や小屋裏に実際に入り、構造と断熱の状態を確かめる必要があります。建物調査は、現状の建物がどうなっているかを調べ、結果を調査報告書としてお渡しします。調査は既存住宅状況調査技術者で一級建築士の弊社代表加藤が担当します。

※部分リノベの場合は該当する箇所のみの調査も可能です。

建物調査165,000円(税込)※1

(内訳:項目|税込金額)

・インスペクション
(建物状況調査)
※国土交通省の基準に準拠
77,000円
・床下・小屋裏への進入調査27,500円
・耐震診断(一般診断法など※2)
・断熱診断(サーモカメラ、断熱材の有無、窓仕様の確認)
・調査報告書
60,500円

※1:最大でかかる金額です。以下の場合などは減額になります。
調査内容はリノベのご要望をお伺いし建築士としての見解も踏まえた上、総合的に判断しご提案いたします。
なお、リノベを前提とした耐震診断、断熱診断は床下・小屋裏調査をしたうえでの診断になりますので「床下・小屋裏への進入調査」とセットになります。

減額のケース

  • 既にインスペクションと床下・小屋裏への進入調査をうけている場合:60,500円
    (内訳:165,000円 – インスペクション77,000円 – 床下小屋裏進入調査27,500円)
  • 浜松市の無料耐震診断をうけている場合
  • ハウスメーカーの型式適合認定などで耐震診断ができない場合
  • 部分的にリノベーションをする場合

※2:耐震診断の手法は建物の築年によって使い分けます。一般診断法のほか、築浅物件では壁量計算とN値計算のほうが現状の耐震性を的確に把握できると判断した場合、そちらを用いることもあります。

建物調査のみでもOKです

建物調査をさせていただくと、建物の状態や特徴が分かるため、そのままリノベーションの計画や施工までお任せいただければ、私たちとしてもうれしく思います。

ただ、リノベーションについては「まずは建物の状態を知りたい」「調査結果を見てから、どうするか考えたい」など、お客様によって状況はさまざまです。

建物調査をしたからといって、その後の設計や工事までご依頼いただく必要はありません。

まずは建物の状態を知るための調査だけでも大丈夫です。調査結果をご自身で今後の判断材料としてご活用いただいても構いません。
「リノベーションをするかまだ決めていないけれど、まずは建物のことを知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

よくある質問

お見積りは無料ですか?

お見積りそのものに費用はいただきません。工事費のおおよその幅(概算レンジ)のご提示までは、現地の確認を含めて無料です。ただし根拠のある詳細なお見積りをお出しするには建物の現況を調べる必要がありますので、建物調査(165,000円・税込)をお受けいただいたうえでになります。

無料の一次調査だけで、お見積りが出ることもありますか?

あります。設備の交換や内装の張り替えなど、壁の中や床下に手を入れない工事であれば、一次調査の内容でお見積書をお出しできます。

一方、間取りを変える、耐震や断熱の性能を上げるといった工事は、構造や下地の状態がわからないと金額を出せません。この場合に建物調査をお願いしています。どちらに当たるかは、ご希望の内容を伺ったうえでご案内します。

建物調査はなぜ有料なのですか?

調査報告書という成果物をお渡しするためです。無料でお受けする範囲(外観・室内の目視確認や、点検口から見える範囲の確認、概算レンジのご提示)では、その場で所見をお伝えするところまでで、書面の報告書はお出ししません。建物調査では、国土交通省の基準に準拠した調査に加えて床下・小屋裏に進入し、耐震診断と断熱診断まで行ったうえで、結果を書面にまとめてお渡しします。

もうひとつ理由があります。調査の費用は、工事のご契約に進んでも進まなくても変わりません。工事につながるかどうかで当事務所の収入が変わらないため、調査結果を工事に結びつける動機がありません。建物の状態をありのままにお伝えするために、調査は独立した業務として料金をいただいています。

165,000円(税込)は何に対する費用ですか?

建物状況調査、床下・小屋裏への進入調査、耐震診断、断熱診断、そして調査報告書の作成に対する費用です。内訳は本ページの「建物調査」の項に記載しています。

このうち建物状況調査(インスペクション)と床下・小屋裏への進入調査は、当事務所が単独でもお受けしている業務で、その金額をそのまま用いています。

建物調査を受けたら、必ず工事を頼まないといけませんか?

いいえ。ご契約に至らなかった場合も、調査報告書・耐震診断の結果・断熱診断の結果・リノベーションの計画・お見積りは、そのままお渡しします。建物の状態を記録した書面としてお手元に残りますので、今後どうするかの判断材料としてお使いいただけます。

浜松市の無料耐震診断は受けたほうがよいですか?

対象になる建物であれば、受けていただくことをおすすめします。お申込みのお手伝いもいたします。お気軽にご相談ください。
受診されている場合は、建物調査の金額から減額させていただきます。なお、浜松市の無料耐震診断は1階部分を対象としていますが、弊社では1階・2階の両方を調査します。診断方法は、いずれも「一般診断法」を用いています。

鉄骨造の家でも対応できますか?

対応しています。ただし戸建の鉄骨造には木造のような標準的な耐震診断の手法がないため、耐震診断に代えて構造の現況調査を行います。

補助金は使えますか?

耐震補強や断熱改修、省エネ設備などで使える制度があります。内容は年度ごとに変わりますので、2026年版 浜松で使えるリノベ・リフォームの補助金まとめをご覧ください。基本的に申請の代行もしています。

執筆者(私がお伺いします)


加藤晴康の写真

加藤 晴康

(KATOU Haruyasu)

かとう建築設計事務所株式会社 代表取締役
一級建築士 / 宅地建物取引士/既存住宅状況調査技術者(インスペクション登録者)

1974年浜松市生まれ。大学の建築学科を卒業後、住宅業界での実務を経て2012年に独立。
木造住宅を得意とし、設計のみならず、構造計算、断熱計算、そして現場管理に至るまで、一貫して自ら手がける稀有な建築士。
現場の細部まで熟知しているからこそ可能な、住まい手の想いに寄り添う丁寧な家づくりを行い、多くのお客様からご支持をいただいている。

家族構成: 妻、子の3人家族

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